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トップページ社会保険労務士試験情報局ブログ版バックナンバー 2006/08/31
■一般常識




■社会保険に関する一般常識を解いてみた

少しづつ今年の本試験問題を解いています。

難しいと言われていた社会保険一般常識ですが、「これだろう?」という推測では解答できましたが、根拠をもって解答できませんでした。

本試験の独特の雰囲気の中で(これだと思っても迷ってしまいますから・・・)答えを出すのは難しいと思いました。

■問題
選択式:社会保険に関する一般常識
次の文中の(  )の部分を選択肢の中の適当な語句で埋め、完全な文章とせよ。

戦後の混乱は社会保険制度にほとんど壊滅的打撃を与えた。 昭和20年には、官業共済組合をふくめて、全国民の約3分の1が(A)に加入していたといわれ、(B)は全国で約1万組合、被保険者約4,100万人に達していたが、昭和22年6月にはわずかに40%ほどの組合が事業を継続しているにすぎない状態であった。(C)もまた財源確保のために(D)の改訂と料率引上げを繰り返さざるをえなかったのである。

ただし、昭和22年に労働者災害補償保険法と失業保険法が制定されたことは、社会保険の大きな前進であったといえる。これに対応して、(C)の給付から業務上災害がのぞかれ、(E)も事業主責任の分離を行ったのは当然である。

なお、日雇労働者にも失業保険が適用されたのは昭和24年5月からであった。


選択肢
1.介護保険
2.国民健康保険
3.年金保険
4.生命保険
5.労働者年金保険
6.国民年金
7.国民保険
8.雇用保険
9.医療保険
10.標準報酬
11.地方公務員共済組合
12.労働保険
13.国家公務員共済組合
14.平均報酬
15.厚生年金保険
16.責任準備金
17.基準給与
18.健康保険
19.厚生年金基金
20.個人年金保険


■私の解き方
1.Aから順に穴埋めしていこうと思ったが絞りこめず。

2.そこで、まず全体を読んで流れを掴んでみた。

3.健康保険法は制定当時、業務上外関係なしに給付されていたが、労働基準法制定を機に業務災害を給付の対象から除外したことを知っていたので、Cが「健康保険」だとわかる。

4.Cが健康保険としたら、Dは「料率の引上げ」という言葉から「標準報酬」と推測

5.あと全体的に「医療保険のことだろう?」と推測し、Aに「医療保険」、B「国民健康保険」を入れる

6.Eは全然わからなかったが、「事業主責任の分離」というワードで推測し、「労働者年金保険」を選択した。

■私の答え
A9.医療保険
B2.国民健康保険
C18.健康保険
D10.標準報酬
E5.労働者年金保険

※解答速報の答えをみたら、Eは思いっきり違ってますね。(笑)
「労働者年金保険法」は、昭和19年に「厚生年金保険法」に名称変更されているので、その地点でアウトです。

以上

  

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