社会保険労務士試験に楽に合格する方法論を研究するサイト
社会保険労務士試験情報局
トップページ社会保険労務士試験情報局ブログ版バックナンバー 2006/11/29
■一般常識




■労働一般常識の選択式過去問(平成11年)

今日は、「労務管理その他の労働に関する一般常識」からの出題です。

私も社会保険労務士試験の勉強をしているときに、この平成11年の記述式(当時)の問題をみて「これが出題されたら解けるかな?」と不安になった記憶があります。

まあ、その時は「全問正解しなくてもいいんで、なんとか3問書ければいいか?」と割り切った覚えがありますが・・・。


(問題)
労務管理その他の労働に関する一般常識(平成11年)
次の空欄に入る言葉は?

1.労働協約中の「労働条件その他の労働者の待遇に関する基準」については、個々の労働契約を直接規律する( A )効力が与えられており、これに違反する労働契約の部分は無効となり、無効になった部分は労働協約上の基準に定めるところによる。
また、労働契約に定めがない部分についても労働協約で定める基準によることとなる。

2.チェックオフとは、労働組合費徴収の一つの方法であり、使用者が労働者に賃金を渡す前に賃金から組合費を差し引き、一括して組合に渡すやり方であるが、これは労働基準法上の( B )の原則に抵触することとなるため、その実施のためには同法で定める要件を備えた労使協定の締結が必要になる。

3.事業主が、固定的な( C )の役割分担意識に根ざす制度や慣行に基づき、( C )労働者間に事実上生じている格差の解消を目指し、積極的かつ自主的な取り組み、いわゆるポジティブ・アクションを行う場合には、国は相談その他の援助を行うことができる。

4.( D )は、技能及びこれに関する知識について一定の基準を設け、労働者の技能がその基準に達しているかを判定する制度であり、職業能力開発促進法に基づいて実施されている。( D )は、同法の定めるところにより、政令で定める職種ごとに一定の等級区分で実技試験及び学科試験によって行われる。

5.( E )センターは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき、定年退職後等において臨時的かつ短期的な就業を希望する高齢者に対して、地域社会に密着した仕事を組織的に把握し、提供するものであり、高齢者の就業機会の増大を図り、併せて活力ある地域社会づくりに寄与することを目的としている。


(答え)
(A)規範的
(B)賃金全額払い
(C)男女
(D)技能検定
(E)シルバー人材

(A)と(C)は正解者数がすごく少なかったと思いますね。
当時は正解及び合格基準が公表されていませんでしたが、もしかすると救済科目だったかもしれませんね。

以上

  

→社会保険労務士試験情報局ブログ版バックナンバーに戻る
Copyright (C) 2005 社会保険労務士試験情報局 All Rights Reserved