社会保険労務士試験に楽に合格する方法論を研究するサイト
社会保険労務士試験情報局
トップページ 科目ごとの勉強時間
■社会保険労務士試験勉強の雑感




■科目ごとの勉強時間

社会保険労務士試験に限ったことではないんですが、資格試験の受験科目は複数あるのが普通です。

社会保険労務士試験の場合ですと、テキストは労働基準法から始まり、労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、労働保険徴収法、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法、一般常識科目となっていると思います。(一部ことなる場合もありますが・・・)

そこで、社会保険労務士試験のように複数科目を同時に学習しなければならない資格試験の場合には、「科目ごとの勉強時間をどれくらい取ればいいのだろう?」と迷うと思います。

私も社会保険労務士試験の勉強をしているときに、労働基準法のテキストをしっかり学習し、過去問もそこそこ解けるようになっても、労働安全衛生法そして労災保険法に取りかかるころに、ふと労働基準法の過去問や問題集を解いてみると、「どこに行ってしまったの?」と自分でも不思議な気持ちになったのを覚えております。

医師をしている友人に「受験時代には科目ごとの勉強時間配分はどうした?」と聞いたら、彼は「1科目30分ときめて1日に複数科目をやった」と言っていました。

その話しを聞くまでは、「まず最初の科目を完璧にして、それから完璧な科目を増やしていこう!」と思っていたんですが、そんな方法だと「いつまでたっても完璧にならないのでは?」と疑問を抱くようになりました。

そこで、勉強法に工夫をしました。
具体的には、ペンキを塗るように知識を増やしていく方法を取りました。

これだと抽象的すぎるんで、もう少し詳しく書くと・・・。

ペンキを塗る場合一箇所のみ厚く塗ると、不恰好になって汚い仕上がりになります。

ではどのようにしたら綺麗に塗れるんでしょう。

薄く全体的に塗っていき、全体的に厚みを増やしていくことです。

これを勉強に取り入れると、最初はテキストの通読を全科目一気にやってしまう。(一気にやってしまうことがポイントです。)
この際、暗記できるかどうかそんなことを気にしてはいけません。くどいようですが「一気に行きましょう!」

もう一つ言うと、予備校の通信教育を選択している方だと、一気にテープを聴いてしまいましょう。

そして次に厚みを増していく・・・。

私は過去問集を見ながら、出題箇所をテキストで探しだしマーカーを入れていく作業をしました。もちろんテキストに書いてないことや説明不足な点は、自分で理解できるようにテキストに補足の書き込みをしていきました。

それから、そのテキストを精読し、マーカー部分については「丸暗記」しようとせず、理解するようにしていきました。感じとしては覚えていなくても説明を聞けば「ああ、あのことか!」と思い出す程度まで、理解していきます。

その後は問題集や過去問の問題と解説を読んでいき、全科目が終わったら、実際に解いてみて理解できていないところは、テキストで確認することを繰り返します。

このようにして学習を進めて行き、最後に時間を計って、模擬試験形式の問題集を解いていけば、科目ごとの勉強時間など余り気にすることなく、学習を進めることができるように思います。

余談ですが、私は行政書士試験を受験した時にも、この方法(市販本で学習する独学)で合格できました。

  

→社会保険労務士試験情報局トップに戻る
Copyright (C) 2005 社会保険労務士試験情報局 All Rights Reserved