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トップページ過去問研究室(労働安全衛生法) 平成20年労基-第8問(総括安全衛生管理者又は安全管理者)
■社会保険労務士試験過去問研究室




■平成20年労基-第8問(総括安全衛生管理者又は安全管理者の選任)

労働安全衛生法に定める総括安全衛生管理者又は安全管理者の選任に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(A)事業者は、常時150人の労働者を使用する清掃業の事業場においては、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。

(B)事業者は、常時50人の労働者を使用する旅館業の事業場においては、安全管理者を選任する必要はない。

(C)事業者は、常時250人の労働者を使用する自動車整備業の事業場においては、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。

(D)事業者は、常時90人の労働者を使用する運送業の事業場においては、安全管理者を選任する必要はない。

(E)事業者は、常時350人の労働者を使用する各種商品小売業の事業場においては、総括安全衛生管理者を選任する必要はない。



■解説

(A)正解
法10条1項、令2条
常時100人以上の労働者を使用する清掃業の事業者は総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
よって、問題文は正解となる。

(B)誤り
法11条1項、令3条
常時50人以上の労働者を使用する旅館業の事業者は、安全管理者を選任しなければならない。
よって、「安全管理者を選任する必要はない」とした問題文は誤りとなる。

(C)誤り
法10条1項、令2条
常時300人以上の労働者を使用する自動車整備業の事業者は総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
よって、問題文の例の場合、総括安全衛生管理者を選任する義務はなく、「総括安全衛生管理者を選任しなければならない」とした問題文は、誤りとなる。

(D)誤り
法11条1項、令3条
常時50人以上の労働者を使用する運送業の事業者は、安全管理者を選任しなければならない。
よって、「安全管理者を選任する必要はない」とした問題文は誤りとなる。

(E)誤り
法10条1項、令2条
常時300人以上の労働者を使用する各種商品小売業の事業者は総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
よって、「総括安全衛生管理者を選任する必要はない」とした問題文は誤りとなる。

(参考)
■総括安全衛生管理者
総括安全衛生管理者を選任すべき事業場は、次の業種区分に応じ、常時当該各号に掲げる数以上の労働者を使用する事業場とされている。
業種区分 常時使用する労働者数
林業、鉱業、建設業、運送業及び清掃業 100人
製造業(物の加工業を含む。)、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、各種商品卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業、各種商品小売業、家具・建具・じゅう器小売業、燃料小売業、旅館業、ゴルフ場業、自動車整備業及び機械修理業 300人
その他の業種 1,000人

■安全管理者
安全管理者を選任すべき事業場は、次の業種区分に応じ、常時50人以上の労働者を使用する事業場とされている。
業種区分
林業、鉱業、建設業、運送業及び清掃業
製造業(物の加工業を含む。)、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、各種商品卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業、各種商品小売業、家具・建具・じゅう器小売業、燃料小売業、旅館業、ゴルフ場業、自動車整備業及び機械修理業

  

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